somewhere
test
異質なデザインの組み合わせから生まれる、LAの唯一無二なホテル
モデル
大屋夏南

お仕事はもちろんのこと、長期休暇や年末年始を利用してプライベートでも世界中を旅し、あらゆるホテルに滞在してきたというモデルの大屋夏南さんが、厳選しておすすめしたいホテルを連載コラム形式にてご紹介。5回目となる今回は、ロサンゼルスで最初に泊まるのにもおすすめという「Santa Monica Proper Hotel」をpick upします。

前回ご紹介したアメリカ横断のロードトリップの出発地点であるロサンゼルスで、夫がビジネスパートナーに会う予定があり、数日滞在をすることになりました。ロサンゼルスにはあまり気になるホテルがなかったのですが、Kelly Wearstlerという私が大好きなデザイナーが内装を手がけている「Santa Monica Proper Hotel」があり、ずっと気になっていたので迷わずこのホテルに泊まることにしました。


ホテル自体は1920年代の歴史的な建造物をリノベーションした本館と、新しく作られた新館の2棟からなるのですが、外観はそのままにリノベーションされた方のホテルの内装がすごく可愛かった。Kelly Wearstlerという人は、ミッドセンチュリーな家具と南国っぽいアートみたいな、一見異質に見えるテイストを組み合わせるのがすごく得意な方で、ロビーやカフェ、レセプションなんかはもう彼女の世界観そのものでした。

お部屋はシンプルでコンサバにまとめられていながらも、アメニティは、Aesopで統一されていたりして、しっかりとこだわりを感じることができました。これまでいろんなホテルに泊まってきましたが、インテリアの雰囲気からしても、これまで見たことがないような空間で、インテリアが好きな方にはぜひおすすめしたいなと思いました。

ロサンゼルスでは、(前回ご紹介したAMANGIRIを含む)その後の2週間のロードトリップに向けて、比較的のんびり過ごしました。美味しそうなパン屋さんを探して出かけたり、ホテルのルーフトップレストランや近所にあるシーフードレストランに行ったり。


抜け感がある街の雰囲気は大好きなのですが、ロサンゼルスってどこに行くにも車が基本だったりして、歩いて回れるお店がたくさんあるロンドンやニューヨークのような街が好きな私にとっては、移動するだけでも大変。ただ、最近はLimeもあったり、15分くらい歩けばお店もあったりするみたいです。

私はそもそも移動する時の荷物もあまり多くなくて。10日くらいの旅だったらスーツケース1つで十分。それでも撮影のための道具やPCなんかを持ち歩いているので、仕事すらなかったら、Tシャツとサンダルだけでどこへでも行けちゃうかもしれません。今回のように予定が決まっていてしっかり事前にホテルをとることもありますが、宿泊先さえ決めずに現地へ乗り込むようなこともあるくらい、カジュアルな旅が好きなんです。

《執筆者の旅と暮らしを、動画でも》

Kana Oya YouTubeオフィシャルチャンネル

(執筆・角田貴広)

大屋夏南
大屋夏南
モデル
1987年生まれ、ブラジル出身。17歳でモデルデビュー、数々の人気雑誌やファッションイベントに出演。また、私服、美容情報など彼女のライフスタイルがいち早くチェックできるインスタグラム、YouTubeなどのソーシャルメディアはもちろん、スタイルブックや旅エッセイガイドを出版するなど幅広く活躍中。