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旅とホテルのミニコラム:ほぼ365日更新中!
都市標本 -ものこそ思い出- | 金井塚悠生
2025.08.04
No.012

記憶に残るホテルや、旅先での体験、お土産、忘れられない味などなど・・・。旅にまつわるさまざまな思い出をほぼ毎日更新。本日は、株式会社水星 経営企画室の金井塚悠生による、思い出に残る旅のお土産について。

20代後半になってから一人旅に目覚めた。3日休みがあれば、最低限の着替えと数冊の本とPCを持って、日本全国に出かけた。往復の交通手段は夜行バス、宿は基本的に24時間営業のスーパー銭湯かネットカフェ。早朝から深夜まで、ひたすら気になるスポットを巡る気ままな旅だ。自分がめぐる場所は、偏っている。美術館、本屋、映画館、純喫茶、神社仏閣、有名建築、たまにご飯や絶景。全国どこの街に行ってもだいたいこのへんにおさまる。


しかし、当然ながら、街が異なると、毎回、全く違った体験になる。ある時から、旅の途中でその時に自分が見たこと、感じたことを何かのかたちで残しておきたくて、家に帰った後に旅先で購入したお土産を標本のようにならべて記録するようになった。


こうして眺めてみると、自分の視点から見たその街の空気感、旅の思い出、当時の心境などがよく表れていると感じる。節約した交通宿泊費をひたすら文化体験とお土産の購入にあてる旅を続けているので、だいたい家に帰る頃には、荷物が2倍くらいになる。平坦に流れていく人生の中、1Rの狭い部屋に、旅先で出会ったものたちが人生の足跡のように静かに積もっていく。


サムネイルの画像は、2023年夏の広島旅行の記録。以下は、2023年に東北〜北海道(岩手県盛岡、花巻、青森県八戸、十和田、弘前、北海道函館)を巡った時の記録。

岩手県盛岡市/花巻市にて(宮沢賢治記念館、光原社、岩手県立美術館、BOOKNERD、Nagasawa coffee、おかず屋 ゴーシュ、Holz)

青森県八戸市/十和田市にて(八戸市美術館、八戸ブックセンター、蕪島神社、十和田市現代美術館)

青森県弘前市/弘前れんが倉庫美術館にて(旧青森県立図書館、喫茶室 baton、津軽ねぷた村、まわりみち文庫、喫茶室 baton、HIROSAKI ORANDO)

北海道函館市にて(函館蔦屋書店、北海道立函館美術館、LOFT HAKODATE、シネマアイリス、tombolo horai、ロマンティコ・ロマンティカ、旧函館区公会堂)

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金井塚悠生
金井塚悠生
株式会社水星 経営企画室
過去にOSAKA BAY DIARY、佐世保 西果漂流記などのメディア制作を担当。ライターとして、NEUT Magazine、TOKYO VOICE、SUUMO タウン、じゃらんなどで執筆。
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