記憶に残るホテルや、旅先での体験、お土産、忘れられない味などなど・・・。旅にまつわるさまざまな思い出をほぼ毎日更新。本日は、広島・瀬戸田と東京・日本橋に拠点をおき、場やまちの企画・開発・運営を行う株式会社Staple代表の岡雄大による、忘れられないホテルについて。
旅とホテルのミニコラム:ほぼ365日更新中!
10年に一度刻みにきたい場所 |岡雄大
2025.08.23
No.028

インドネシア・バリ島ウブドにある「Amandari」は、インターネットがない時代、ジャーナリスト魂で「この場所は世界に知られるべきだ」とアマンがつくった2つ目のホテル。
村との境界線がなく、地域の子供たちがお祭りの踊りの練習を日中ホテル内で行う。渋滞に巻き込まれ、空港からの道のりは3時間近くかかったが、ドライバーが気さくに地元の村の話をしてくれた。
ドライバーのお母さんがチェックインをしてくれて、おじいちゃんがキッチンで働いている。それだけでこの宿が大好きになった。幸いなことに昨年末、10年ぶりに再訪し、息子の2歳の誕生日を祝うことができた。




岡雄大
株式会社Staple/GOOD SOIL株式会社 代表取締役
岡山に生まれ、米コネチカットと東京で育つ。育つ過程で触れた世界の多様性や、旅をする中で触れた日本の地域毎の文化的ルーツの複雑性に魅了され、旅をし続けることを仕事にしたいと考えるようになる。大学卒業後は、スターウッドキャピタルグループの東京及びサンフランシスコオフィスで不動産やホテルブランドへの投資業務に従事。その後シンガポールで独立し、ホテルブランドへの投資戦略や経営企画に関するコンサルティングを行った後、2018年からStapleの本格稼働を開始。広島県 瀬戸田と東京都 日本橋に拠点を置き、都市一極集中ではない社会を見据えた場やまちの企画・開発・運営に情熱を燃やす。2025年からは地域経済に資金循環をもたらす投資ファンド運営の合弁事業GOOD SOIL INC.を三井住友信託銀行と開始。(photo:MISA SHINSHI)
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