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旅とホテルのミニコラム:日常に旅の余韻とヒントを。
湖側のお部屋 |大森めぐみ
2025.10.02
No.056

記憶に残るホテルや、旅先での体験、お土産、忘れられない味などなど・・・。旅にまつわるさまざまな思い出をほぼ毎日更新。本日は、写真家の大森めぐみによる、旅先の選び方について。

私は湖が好きだ。

レイクビューという言葉が好きだ。


私は生粋の湖派だ。湖は山も同時に楽しめるのがいいし風がベタベタしないところもいい。

こだわりポイントでいうと大きさは大きすぎず、対岸が見えると水たまり感が増して尚良い。

大きな水は降ってくる光を太陽でも月でも倍の大きさにしてくれる。

芦ノ湖プリンスホテルは日生劇場なども手がけた村野藤吾さんが設計して、78年に建った良い時代の建築で、訪れたどの季節にもフィットするホテルだ。

ぼーっとするのが苦手な私もレイクビューの部屋のベランダでは何かしなきゃという考えを捨てて湖を見るという課題に没頭できる。ホテルを探すときに湖畔という縛りで選ぶとなにもしない時間が確約されるので助かる。


いいホテルはいつ行っても今の時期に来て特別正解だったと思わせてくれる。

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大森めぐみ
大森めぐみ
写真家
1995年生まれ。2020年多摩美術大学グラフィックデザイン学科博士前期課程を修了。サン・アドに入社。2020年から宣伝会議のカバー写真を担当。2022年丸の内エプソンスクエアにて個展「あかるい写真 Bright Portraits」を開催。暮らしの写真を撮り続けている。 Instagram: @meg_omori
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