記憶に残るホテルや、旅先での体験、お土産、忘れられない味などなど・・・。旅にまつわるさまざまな思い出をほぼ毎日更新。本日は、クリエイティブ・ディレクターの堤大樹による、忘れられない宿について。
旅とホテルのミニコラム:ほぼ365日更新中!
珍しく、シャワーも浴びずに|堤大樹
2025.08.19
No.025

台湾在住時、その年高雄で行われた大型イベント『TAIWAN CREATIVE EXPO 2022』に参加し、せっかくなら一泊して帰ろうと思うも当日の昼もすぎれば宿がない。そんな時、高雄駅近くで見つけたのが「現代商務旅館」である。受付はどう見ても元ラブホ。寝れればいいと部屋に入るも、広いのに暗い。怖い。部屋の隅にちょこんと置かれた聖域、ベッドの頼りなさ。頼むから、大きな化粧台と鏡はベッドの方に向けてくれるな。


堤大樹
クリエイティブ・ディレクター
広島生まれ。一度台北に浮気をするも京都に落ち着く。呉服問屋の営業を経て、クリエイティブ・ディレクターとして転職。カルチャーマガジンANTENNAを運営するかたわら、2020年に企画・制作プロダクションEat, Play, Sleep inc.を設立。
ローカルに浸る、世界のホテル
地元民も旅人も入り混じってローカルを楽しめるホテル